悪口を言うことが良くないと言われる理由
人の悪口を言うことがなぜよくないと言われているのか。
悪口を聞かされる側から見た場合、他人の悪口を言う人は「この人は他のところで自分の事についても悪口を言っているかもしれない」というように見えるであろう。
悪口を聞かされる人は、悪口を言う人に不安な気持ちを感じてしまうであろう。
この場合、互いの深い信頼関係を築くことが難しくなるであろう。
悪口は、自分の心の内に留めるにして、他人に言わないように心がけよう。
どうしても吐き出したくなった場合には、ノートに書くようにして、人に見られないようにしよう。
自分も、悪口や陰口を毎日のように言う人がそばにいた時、その人に対して不安な気持ちを持つようになっていた。
「この人は自分の事についても陰口を言っているんだろうな」と思うようになった。
悪口を言う人のそばにいると、自分も誰かの悪口を言っていいかのように思うようになる。
悪口を言うことへの抵抗が小さくなってしまうのである。
おそらくミラーニューロンの働きによるのであろう。
自分は悪口を(まったくは無理かもしれないが)言わないように心がけよう。
長期的に見て、周囲の人達と信頼関係を築くために、必要なことだと思う。
自分が「こうはなりたくない」と思うような人とは、極力距離を置くように努力しよう。
特に、悪口が多い人、文句が多い人、ネガティブなことばかり言う人、攻撃的な人からは、全力で距離を置くようにしよう。
さもなくば、自分も彼らに影響されて、これらの性質を備えた人間になってしまうかもしれない。