会議や講演で質問ができない理由。嫌いな人を避けることについて。
なぜ自分は会議中で質問ができないのか。
以前、よく質問するようにしていた時に上司に何度もちゃちゃ入れされたことがトラウマになっていると考えている。
例えば、「それはどういう意味ですか」といった内容の質問をした時に、「それさっき説明してただろ!」と間髪入れずに言われたこと。
また知らないことを聞いたときには、「そんなことも知らんの?」と言われたこと。
あまりに頻繁にこんな事があったので、「自分の質問には価値がないんだ〜」「質問しても誰もまともに答えてくれないんだ〜」という学習性無力感に陥ってしまっているのかもしれない。
どうも、質問する時に他の誰かからの視線を気にしすぎて、質問ができなくなっているフシがある。
恥をかくのではないかと恐れているのである。
どうすれば質問できるようになれるであろうか。
相手を知るようにすれば、恐れや不安が減るという話をよく聞く。
人の講演を聞いた後に、相手が言っている内容を十分に熟知してそれでも疑問が浮かんだ時に質問する練習をすればよいだろう。
講演を最後まで聞いた時には、講演をしている人に対して、講演前よりは知識が増えているであろう。
どんな質問をすれば、相手にとっても自分にとっても聴衆にとってもメリットが有るか、考えるようにして質問できればなお良いであろう。
講演を聞く時に、つい質問をしないことで、自分を聴衆に暴露せずに安心しようとしてしまう。
このように、不安や恐怖を和らげようとする行動を安全保障行動と呼ぶらしい。
自分が行っている安全保障行動が、長い目で見て自分のためになっているのかどうか、よく考えるようにしよう。
仕事で嫌いな人を徹底的に避けるようにするのも安全保障行動である。
避けることが本当に自分のためになっているであろうか。
避けずに関わっていくほうが、色んなチャンスに恵まれる機会が増えるのであろうとは思う。
しかしながら、長く関わってしまうことにより、自分を見失ったり、ストレスで病気になったり、最悪死んでしまうよりは、チャンスが減ることは大した事ではないと思う。
どうしても嫌な人は、少なくとも自分の気持ちが整理されるまで徹底的にかかわらないようにしたほうが良いと思う。