他人への批判の念が生じるのはなぜだろう?
しばしば頭の中で、他人を批判してしまっている自分がいる。
口には出さなくとも、同じような批判を特定の人に繰り返し頭の中で浴びせてしまっている。
他人が自分に言ってきた言葉に過剰に反応し、その他人の言動に対して批判してしまう。
Q1: なぜ他人を批判してしまうのだろうか?
A1-1: 他人の言動を重く受け取りすぎて、自分がコントロールされている感覚を覚えている。
人が自分に言ってきた言葉は、自分の今後の「判断」に影響する可能性はあるが、自分の「行動」に直に影響することはない。
人が自分を直にコントロールすることはできないと心得よう。
自分と他人の「課題の分離」を行っていこう。
A1-2: 他の、自分がやるべきことに対して使う時間に対する配慮がおろそかになっている。
暇な時間ができてしまうと、それだけ他人を批判してしまうための時間が生まれてしまう。
何か作業や仕事に取り組んでいる時に、他人への批判の思いが生まれてしまうのであれば、集中力が途切れてしまっているかもしれない。
そんなときは一時的に作業や仕事を中断して、頭を休ませる必要がある。
深呼吸しながらの瞑想が効果的であろう。また、中断したことの他にやることがあるのであれば、そちらをやるのでも良いだろう。
A1-3: 他人の言葉に対する感謝を怠っている。
相手を思いやる訓練の機会を与えてくれたと思って、相手に感謝する。
他人が自分に対して何か言ってきた裏には、あらゆる原因・理由があるだろう。
直接相手に原因・理由を尋ねることもできるが、簡単に尋ねられない場合もある。更には相手も、自分の言動の原因・理由を完全には分かっていないかもしれない(相手も自分で気づいていない相手方の心理があるだろう)。
原因・理由は一つでないかもしれない。
ただ単に、相手は自分を注意するために何か言ってくるのかもしれない。
相手は、あらゆる人に何か言いたがる性格の人なのかもしれない。
相手は、彼自身の内面にある見にくい部分を、言葉をぶつける相手(僕)に対して見出して、不快感を覚えたから、何か言ってきたのかもしれない。
他にも原因・理由は考えられるだろう。
Q2: 相手への批判を克服するには?
A2-1: アンガーマネジメントを行っていく。
怒りは脳の扁桃体の部分が活性化して生じると聞く。
怒りのピークは6秒と聞く。
この間をうまくやり過ごせば、批判に伴う怒りは静まっていくだろう。
具体的には、批判の思いが頭に浮かんできたら、意識的に他のことを考えるようにする。
こうすることで、他の脳の部分を忙しくさせる。
例えば、「扁桃体、扁桃体、扁桃体、・・・」と頭の中で繰り返し唱えてみる。
(何かの書籍で、花の名前・種類を考えて頭の中で唱えるアンガーマネジメントの方法を読んだ。その方法の応用。)
A2-2: 相手へ感謝する。
どんな言葉であっても、自分の成長のためになるもの。
自分の成長を促してくれている相手に感謝する。
誰かに何かを言われても、動じない自分になっていきたい。