土日のメールについて
土日に仕事関係のメールすることは、ハラスメントに繋がる可能性があると最近ネットの記事で目にした。
以前は、上司や先輩のような職場の人が「研究者だと土日も働くよね〜」といった話をしばしば口にしていたので、「そうか、研究者は土日も働く(研究する)もんなのか」となんとなく思っていた。
特に日本にいるときは、周囲の人もちょくちょく大学に来ていて、自分もなんとなくその流れで土日に大学に来ることが多かった。
しかしアメリカに来てからというもの、土日に来ている人は、まったくではないが、ほとんどいない。
アメリカの人でも、家ではしっかり研究を進めていたりするという話を本で読んだことがあるが、少なくとも他人と強調しなければできないことはしていない感じがある。
土日は休むものだという感覚が染み付いているのであろう。
アメリカはキリスト教の安息日という考えを大切にしているのだと、どこかで聞いたことがある。
日曜日は(土曜日も?)働いてはいけない、という風に考えられているのだと思う。
アメリカでは、人間が仕事につくのではなく、仕事が人間につくのだという認識があると聞く。
飽くまで仕事は人のためにあるのである。
やりたくない仕事はやらないというスタイルを貫いているのだろうと、自分はイメージを持っている(必ずしもやりたくない仕事をまったくやらないということではないのだろうが)。
最近は、アメリカでも日本でも、メーリングリストからのメールは、土日には来ないようになってきている感覚がある。
(「当然だろ」という声が聞こえてきそう)
自分も、(これまで土日にメールを頻繁にしているというわけではないが)「土日のメールはしない」という感覚をしっかり持っていこう。
「つながらない権利」を大切にしていこう。