ネガティブな感情を克服する秘訣
心の中で人間関係に関するネカティブな感情が現れてしまうことが僕にはある。意識的にその感情消そうとするのだが、なかなかうまくいかない。どうしたらこの感情を克服していけるだろうか?
ネガティブな感情を抱いてしまう人の良い面を見る
ある人から嫌なことをされたら、その人の良い面に盲目になりがちである。ネガティブな感情に支配されないよう、その人の良い面を意識して見るようにしよう。
例えば、僕の職場で、仕事ができて上司からの信頼は厚いが、自分や同僚への悪口や陰口が多いAさんがいる。Aさんがいることによって、仕事が大きく進んで助かる人々のことを思い浮かべてみる。その人達はAさんに感謝しているだろう。また、Aさんが上司からの信頼が厚い理由について考えてみる。Aさんは日頃口が悪くても、人から何かしてもらったときにはお礼をきちんと言える、義理堅い人である。この点がAさんの良いところである。
見方、受け止め方を変える
ある物事についてネガティブな感情を抱いたとしても、その感情は究極的には僕自分で生み出しているのであり、見方や受け止め方によってはポジティブな感情に変えることができる。
上のAさんの例で言えば、Aさんが悪口や陰口を言っているのは、場を盛り上げようとしているからかもしれない。また、Aさんが色々言ってくれるおかげで、僕自身ネガティブな感情を克服するためにあれこれ考える機会が生まれ、自分が成長できるのだと考える。スルースキルを身につけることが出来れば、何を言われても自分は変わらず自分だということに気づき、身を強くしていけるようになる。
してあげたこと、してもらったこと、迷惑をかけたことを思い浮かべる(やさしさのメッタ)
やさしさのメッタを行おう。これは久賀谷さんの最高の休息法という本で紹介されているのだが、瞑想しながら、ネガティブな感情を抱いている人に対して、してあげたこと、してもらったこと、迷惑をかけたことを思い浮かべるのである。
世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる
- 作者: 久賀谷亮
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
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例えば、仕事で上司のBさんに辛く当たられる経験をしたことを考える。 Bさんにひどいことや理不尽なことを言われると、そのことばかりに意識が行ってしまいがちだが、Bさんから仕事で教えてもらったことや、気を使ってもらったこともある。書類を仕上げてBさんに見せた後、修正点を指示してくれたりもっと良くするためにはどうすればよいか、アドバイスをくれたこともある。仕事で褒めてくれることも少なくなかった。僕自身、セミナーで失言をしたりして、上司に迷惑をかけることもあった。
感謝と思いやりの気持ちを忘れない
常に感謝と思いやりの気持ちを持つように心がけよう。人に何かしてもらった時には、感謝して、自分もその人のために何かできないか考えるようにする。